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7分4秒の衝撃:中国Xiaomiがニュル最速EVセダンの座を奪取

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7分4秒の衝撃:中国Xiaomiがニュル最速EVセダンの座を奪取

2025年 Xiaomi SU7 Ultra ニュルブルクリンク電気自動車生産セダン記録2

2025年6月、ドイツ・ニュルブルクリンクで歴史が動いた。市販電気セダンとして世界最速の称号を、あのドイツの雄・ポルシェから奪ったのは、なんと中国の新興テック企業「Xiaomi(シャオミ)」だった。

その主役こそ、Xiaomiが開発・製造したEVセダン「SU7 Ultra」。記録したのは7分4秒957という驚異的なラップタイム。この数字は、従来の王者であったポルシェ・タイカン・ターボGTの「7分7秒55」を2.6秒上回る快挙だった。

EVの“性能競争”に革命が起きた瞬間

EVというと「静か」「エコ」「航続距離」などが注目されがちだ。しかしXiaomi SU7 Ultraは、そんな常識を根底から覆す存在だった。三基のモーターから生み出される1,527馬力、ドッティンガー・ヘーエ直線では**時速345km(214.994mph)**をマークするその走りは、もはや「サステナブルな移動手段」などという言葉では表現しきれない。

そして、そのパフォーマンスが試される最も苛烈なステージ――ニュルブルクリンク北コース、通称「グリーン・ヘル」で、市販EVセダンのラップレコードを塗り替えたのだ。

ラップ記録の更新、それは技術と哲学の結晶

自動車における「ニュルブルクリンクでの記録更新」とは、単なるラップタイムの更新ではない。それは「総合的な自動車技術の完成度」を示す最も信頼できる物差しであり、各国・各ブランドが名声を懸けて挑む舞台だ。

その舞台で、Xiaomi SU7 Ultraが出した7分4秒957という数字は、以下のようなインパクトをもたらす。

  • EV=走らないという偏見を完全に払拭

  • 中国車=安価で品質に難があるという既成概念を打破

  • ドイツ車=走りの代名詞という神話を覆す

それはもはや「記録」ではなく、次世代EV競争の地殻変動を象徴する事件だった。

リマックすら超えた“価格破壊のハイパーカー”

SU7 Ultraの驚きはそれだけではない。対照的な存在として注目されるのが、クロアチアのハイパーカーメーカー「リマック」のEVハイパーカー「ネヴェラ(Nevera)」だ。

  • リマック・ネヴェラ:4モーター、1,888馬力、価格は約3億5000万円(220万ドル)

  • Xiaomi SU7 Ultra:3モーター、1,527馬力、 約1,143万円(73,724ドル)

なんと価格は1/30にもかかわらず、ラップタイムではネヴェラの「7分5秒298」を0.341秒上回った。これはまさにEVハイパーカー市場の「価格革命」とも言える。

Xiaomiはなぜここまでできたのか?

XiaomiがSU7 Ultraで見せた実力の背景には、以下の3つの強みがある。

1. テクノロジー企業としての設計思想

従来の自動車メーカーと異なり、スマートフォンや家電製品で培ったソフトウェア開発力とUI/UX設計力がXiaomiの武器。車内インターフェース、運転支援システム、空力解析など、AIとビッグデータを駆使した設計思想が車づくりに活きている。

2. 中国の巨大EVサプライチェーンと国家支援

バッテリーは世界シェアNo.1のCATL、電子制御系統はHuaweiと協業、製造には国家規模の補助金が投入されている。さらにサーキット対応パーツはエンドレス(日本製)など海外技術も積極的に導入。垂直統合されたEVエコシステムが、驚異的な価格と性能の両立を可能にしている。

3. 初期プロトタイプでの“負けから学ぶ”姿勢

2024年秋、Xiaomiは同サーキットでSU7 Ultraのプロトタイプを走らせたが、当時のタイムは6分46秒874(ただし非量産)。その際、路面が濡れていた上、パワーロスも発生し、万全とは言えなかった。それでも得られたデータをもとに改良を重ね、今回の量産型で記録を更新。“失敗を恐れず挑戦し、素早く改善する”中国EVの特徴が如実に現れた結果だった。

ライバル・ポルシェの“プライド”を超えて

これまで市販EVセダンのラップ記録を保持していたのは、**ポルシェ・タイカン・ターボGT(ヴァイザッハ・パッケージ)**だった。記録は7分7秒55。

  • ドイツの象徴的存在

  • F1やル・マンで培った走行技術

  • 高品質なインテリアとブランド力

この“盤石の王者”を打ち破ったXiaomi SU7 Ultraは、単なる速さだけでなく、世界的なブランド神話すら突き崩す力を持っていた

日本の自動車メーカーはどう動くべきか?

この記録は、トヨタ、ホンダ、日産など日本の自動車業界にとっても無関係ではない。というよりむしろ、警鐘である

  • EV戦略の遅れ(トヨタはようやく本格EV参入)

  • ソフトウェア開発体制の不整備(車載OSは外注に頼ることが多い)

  • パフォーマンス重視EVの不在(現状では実質的にゼロ)

今後、中国勢が性能・価格・ソフト面で優位に立つなか、日本メーカーはどのように存在感を示すのか? その答えは、「日本車ならではの強み」を再定義することにある。

再定義すべき3つの強み

  1. 走る楽しさを継承するEV(GR EV、Type R EV、Nismo EVなど)

  2. 信頼性と品質管理の高さ(長寿命、低トラブル)

  3. 都市型EVや軽EVでの独自性(Kei EV、ミニバンEVなど)

EV競争は「走り」から「総合戦」へ

今回のXiaomi SU7 Ultraによる記録更新が意味するのは、単なるサーキット記録だけではない。

  • 高性能EVは“億越えハイパーカー”だけのものではない

  • 中国はすでに“走行性能”でもトップを狙えるステージに立っている

  • 自動車は「モビリティの再定義」を求められている

そう、今やEV競争は「走るかどうか」ではなく、「どれだけ楽しく、速く、便利で、手の届く価格であるか」が問われる時代に突入した。

おわりに:SU7 Ultraが切り開いた新時代の地平

Xiaomi SU7 Ultraが7分4秒で描いたのは、ただのラップタイムではなかった。それは、中国車がもはや“後追い”ではなく“トップを狙う”存在になったことを世界に知らしめる、象徴的な数字だった。

この1台のEVセダンが告げたのは、性能の時代、コスパの時代、そしてEVの再定義が始まったという事実だ。

かつて誰が想像しただろう? スマホメーカーが、ポルシェを、そしてリマックを打ち破る日が来ることを。

そして、我々は今、その歴史の“目撃者”なのだ。

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