トヨタ、2027年S-FRスポーツカーでマツダ・ロードスターに挑戦!ダイハツとのコラボで新時代の小型スポーツ誕生か
トヨタが近年力を入れているスポーツカー市場に、さらなる新しい風が吹き込まれる可能性が浮上しています。日本からの報道によると、トヨタはS-FRコンセプトを基にした全く新しい小型スポーツカーを開発中で、マツダ・ロードスターの競合として登場するかもしれません。※motor trandより
伝説のS-FRコンセプトが復活か?
2015年に初めて発表されたS-FRコンセプトは、トヨタの初代スポーツカーである「スポーツ800」をオマージュした小型ロードスターとして話題を呼びました。前輪にエンジンを搭載し、後輪駆動、そしてマニュアルトランスミッションという魅力的なスペックを備え、日本国内のみで販売されました。このS-FRのコンセプトが、今再び注目を集めているのです。
ダイハツ・ビジョンコペンとのコラボレーション
この噂に火を付けたのは、昨年の日本モビリティショーでトヨタの子会社であるダイハツが披露した「ビジョンコペン」コンセプト。両車が関連している可能性があるという報道が増えています。トヨタはスポーツカーを開発する際、コストを抑えるために他の自動車メーカーとのコラボレーションが必須であると公言しており、この点からも期待が高まっています。
ビジョンコペンの性能
ビジョンコペンが次世代モデルのプレビューであるとすれば、そのスペックはかなり興味深いものです。現在のコペンは軽自動車規格ですが、ビジョンコンセプトでは後輪駆動を採用し、S-FRと同じ設計思想が感じられます。エンジンはターボ付き3気筒エンジンを搭載し、排気量も660ccから1.3リットルへ拡大される予定です。現行モデルの63馬力を大幅に超えるパフォーマンスが期待されています。
S-FRはGR86とどう差別化されるのか?
「トヨタは既にGR86でマツダ・ロードスターに対抗しているのでは?」と思うかもしれません。しかし、GR86は名目上4人乗りのクーペであり、S-FRはそれよりも下のクラスに位置付けられる2シーターのオープンスポーツカーとなる見込みです。もしS-FRが市販化されれば、GR86との違いが明確になるでしょう。
日本国外での販売はあるか?
最大の疑問は、この小型スポーツカーが日本国外で販売されるかどうかです。米国市場などでは、その小型さゆえに厳しい規制をクリアするための開発コストが増大する可能性があります。現地での価格は2万5000ドル以下と見込まれていますが、輸出のための追加コストが価格競争力に影響する可能性があります。
2027年に予定されているこのS-FRは、スポーツカー愛好家にとって非常に楽しみなモデルとなりそうです。果たしてトヨタは、このモデルで世界市場に新たな風を吹き込むことができるのでしょうか?その動向に注目です。
コメント