伝説のコンセプトカー、ホンダHP-Xがペブルビーチで復活
ホンダとピニンファリーナが共同で手掛けたホンダHP-Xコンセプトカーが復元され、2024年8月中旬に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスで披露されます。このコンセプトカーは、ホンダ初のコンセプトカーであり、1984年のトリノ・オートショーで初公開されました。
HP-Xの概要
HP-Xは、ホンダとイタリアのデザインハウス、ピニンファリーナによってデザインされました。車体は全長163.8インチ(約416センチメートル)、全高43.7インチ(約111センチメートル)で、トヨタGR86よりも約10センチメートル短いコンパクトなサイズです。ボディは鋭角的なウェッジシェイプで、短いフードと側面に沿った一連の角度がキャブフォワードの外観を強調しています。ドアの代わりに一枚のペルスペックスキャノピーが上に開き、白と濃紺のツートンカラーに赤いストライプがアクセントとして入っています。
高度な技術とデザイン
HP-Xは、先進的な空力デザインとグラウンドエフェクトを備えており、キャノピーの後部はドライバーが操作するエアブレーキとして機能するように設計されています。ボディはカーボンファイバーとケブラーを使用して軽量化されており、ミッドマウントされたDOHC 24バルブ2.0リットルV-6エンジンは、ホンダのフォーミュラ2レーシングエンジンをベースにしています。キャビン内のスクリーンにはリアルタイムのテレメトリー、GPS、ソナーを使用した道路状況の警告が表示されます。
NSXへの影響
HP-Xコンセプトは市販化には至りませんでしたが、初代NSXの開発に影響を与えました。NSXは世界的にホンダブランド、アメリカではアキュラブランドで販売されました。ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで再びその姿を見られることを楽しみにしています。
コメント