日産Zの販売が好調、GT-Rは大幅な減少
長らく待望されていた370Zの後継モデルが、ようやくそのポテンシャルを発揮しています。2024年の前半において、日産Zの需要は50.8%増加し、1,457台が販売されました。これは2023年の同期間に966台しか売れなかったのに比べると大幅な増加です。
一方で、トヨタ・スープラは1,495台が販売され、前年同期比で7.8%減少しました。トヨタは最近、4気筒エンジンの廉価モデルを廃止したため、日産Zが2024年を終える頃にはスープラを上回る可能性もあります。しかし、日産がNismoモデルにマニュアルトランスミッションを採用したり、価格を下げたりすれば、その可能性はさらに高まるでしょう。
価格とモデル
2025年モデルの価格詳細はまだ発表されていませんが、2024年モデルのZはマニュアルとオートマチックのいずれを選んでも42,970ドルです。Nismoモデルは65,750ドルで、ここに目的地および取扱手数料が加算されます。トヨタの2025年スープラは最低でも56,250ドルで、より高性能なGRMNはさらに高額になるでしょう。
GT-Rの現状
日産のスポーツカーラインナップで唯一残っているのがZですが、GT-Rは17年間の歴史を経てついに生産終了を迎えます。2024年上半期には、GT-Rの需要が30.4%減少し、わずか151台しか販売されませんでした。アメリカ市場向けのGT-Rの最後のモデルは「スカイライン」と「匠エディション」の2つの特別仕様で、10月に生産が終了します。
トヨタのスポーツカーの状況
一方で、トヨタのもう一つのスポーツカーであるGR86は好調です。需要は41.9%増加し、7,467台が販売されました。これは、機械的に関連のあるスバルBRZの5倍の売上を記録しています。
日産Zの販売好調は、スポーツカー市場における日産の存在感を再び示していますが、GT-Rの退場により、さらなる挑戦が待ち受けています。それでも、Zの成功は日産にとって大きな希望となるでしょう。
コメント