トヨタがスバルの作らないBRZ STIを製作中
待望のターボチャージャー付き四輪駆動スポーツカーが登場
2024年6月25日 15:33 JST By: Brian Silvestro
トヨタは今年のラスベガスで開催されるSEMAショーに向けて、特別な計画を進行中です。同社は、GR86にラリーインスパイアのホットハッチ、GRカローラのターボチャージャー付き三気筒エンジンと四輪駆動のパワートレインを搭載したワンオフモデルを製作しています。つまり、スバルが作らないターボ付きAWDのBRZ STIです。
プロフォトグラファーでYouTuberのラリー・チェンは、この特別なSEMAカーの製作過程を詳しく紹介するビデオを公開しました。チェンは、Evasive Motorsportsのマイク・チャンと対談し、トヨタが彼のチューナーショップにこの車を依頼した経緯を語りました。チャンによれば、トヨタは1990年代のセリカGT4のような過去のラリーカーに敬意を表し、現代版のその車を製作するよう依頼したとのことです。
GR86のラリーオマージュ
GR86をラリーカーにするためには、GRカローラのパワートレインが最適です。チャン氏は、新しいビルドにはカローラのG16-GTS三気筒エンジン、6速マニュアルギアボックス、その他のドライブトレインが搭載されると述べました。このパワートレインを約400ポンド軽い車に搭載すれば、楽しさ満点の車になること間違いありません。
しかし、GR86は元々四輪駆動車として設計されていないため、このスワップは簡単ではありません。チャン氏は、Eimer Engineeringの協力を得て、GRカローラのドライブトレインを受け入れるために新しいエンジン、トランスミッション、およびデファレンシャルマウントを含むシャシーの改造を行っています。フロントドライブシャフトがクリアするようにフレームにも修正が加えられています。さらに、サスペンションもGRカローラの4つのハーフシャフトとGR86のジオメトリに適合するように改造されたハブやカスタムパーツが必要です。
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