ホンダ、フィットとHR-Vのリアビューカメラ修正に再挑戦

ホンダ、フィットとHR-Vのリアビューカメラ修正に再挑戦

ホンダが米国で新たに114,686台の車両をリコールすることをNHTSA（米国国家道路交通安全局）が発表しました。このリコールは、リアビューカメラの画像がダッシュボードに表示されない可能性があるという問題に関連しています。

問題の詳細

ホンダのフィットとHR-Vの一部のモデルは、ディスプレイオーディオユニット内の設計不良な電力回路によって影響を受けました。その結果、イグニッションキーを使用してエンジンを始動するとバッテリーの充電状態が低下し、リアビューカメラの画像が表示されなくなることがあります。

過去の試みと新たな取り組み

ホンダは2023年初頭にこの問題を解決するためのソフトウェアアップデートを実施しましたが、この修正は効果がありませんでした。2023年1月27日に最初のリコールを行い、その後も問題が続き、再度の保証請求が発生しました。

2023年2月から2024年4月の間に、ホンダは92件の保証請求を受けましたが、この欠陥に関連する怪我や死亡の報告はありませんでした。

対応策と今後の予定

ホンダはディーラーに対し、ディスプレイオーディオユニットを最新のソフトウェアで再プログラムするよう指示しました。オーナーには7月8日から通知が送られ、修正が実施される予定です。ホンダはこの修正が今度こそ効果的であることを期待しています。

影響を受ける車両

今回のリコールに含まれるのは、以下の期間に製造された車両です：

• フィット：2017年6月12日から2020年11月30日
• HR-V：2018年7月7日から2022年4月25日

ホンダは引き続き問題の調査を行い、安全基準に適合するよう努めています。