日本のランボルギーニファンへ捧げる：ウラカンの最後のV-10、ウラカンSTJ

日本のランボルギーニファンへ捧げる：ウラカンの最後のV-10、ウラカンSTJ

V-10エンジンを搭載したウラカンシリーズの最終章が、ランボルギーニウラカンSTJとして明らかになりました。この車は、サーキット専用のSTOモデルを基にした最高級の逸品であり、わずか10台の限定生産という稀少性が魅力です。

STJ：ウラカンの新たな頂点

ウラカンSTJは、ランボルギーニウラカンSTOの性能とデザインをベースに、更に数々の特別な調整が施された限定モデルです。STJの「J」は、「Jota」を意味し、これはFIAのルールブック、付録Jに由来します。ランボルギーニの歴史において、Jは競争力の象徴として、アヴェンタドールSVJなど、他のモデルにも名を連ねてきました。ウラカンSTJは、その伝統に新たな章を加えることになります。

STJの特別な特徴

• 限定生産: 世界中でたった10台のみ製造され、特別なカーボンファイバー製識別プレートにより、その稀少性が際立ちます。
• エアロダイナミクス: STOを基にしながらも、STJは独自のエアロパッケージを採用。ダウンフォースを10%増加させるための追加のエアロパーツと調整可能なリアウイングが特徴です。
• 性能: 特別なチューニングを施したレース由来のショックアブソーバーとブリヂストンポテンザのレースコンパウンドタイヤを装備。これらの改良により、ナルドでのSTOのラップタイムをさらに1秒短縮するとされています。
• パワートレイン: 変わらぬ631馬力を発揮するV-10エンジンと、7速DSGトランスミッションによる後輪駆動が、圧倒的なパフォーマンスを約束します。

色とインテリア

STJの所有者は、Grigio TelestoにNero Noctisの屋根と、ロッソマルスやビアンコイッシのディテール、またはBlu Eliadiを選択することができます。内装はブラックのアルカンターラに、レッドのコントラストステッチが施されており、上質な印象を与えます。

まとめ

ウラカンSTJは、ランボルギーニのV-10エンジンを搭載したモデルとしての最後の花火を飾るにふさわしい、息をのむような美しさと性能を備えています。10台という限定生産は、この車の所有がいかに特別なものかを物語っています。未来はハイブリッドシステムを備えた4.0リッターツインターボV-8エンジンに託されることになりますが、ウラカンSTJはV-10エンジンの最後の栄光を象徴する一台として、永遠にランボルギーニの歴史にその名を刻みます