先日私がすこしお取引のある自動車関連の会社から
今まで経験のないくらい業績が悪いとお聞きしました
自動車業界の業績
大手は円安の影響と半導体製造の回復もあり軒並みし業績はというと
2023年3月期の大手自動車メーカーの業績は以下のとおりです
トヨタ自動車とホンダ
トヨタ自動車は2024年3月期の営業利益予想で3兆円、ホンダは1兆円を見込んでいます。これは過去最高を目指す数字です。
トヨタは2023年度に1010万台(前期比10.6%増)のトヨタ・レクサスの生産台数を計画しており、半導体不足の解消の兆しに基づいて生産・販売台数1000万台を超える目標を掲げています。
ホンダは2023年度に前年実績比18%増の435万台の四輪車販売を目指しています。
その他の自動車メーカー
スバルは前期比約3倍弱、三菱自動車は2倍強の営業利益を達成しました。スズキは80%強、日産は50%強、マツダは40%弱の営業増益を記録しました。
これらの業績向上の背景には、資材高騰や半導体不足にもかかわらず、新車需要の回復と、販売の質の向上、コストダウン効果があります。
電動化へのシフトと今後の課題:
- トヨタは多様な産業との連携を強化し、モビリティ産業への転換を目指しています。また、バッテリー電気自動車(BEV)への注力を表明し、新しいEVのコンセプトモデルを2026年に投入予定です。
- マツダは、ラージ商品群の展開により収益性を大幅に高め、資材費の高騰や為替の影響をカバーする計画です。
- スバルは、BEVの2026年時点での生産能力を当初計画の10万台から20万台に引き上げる計画です。
その裏で進むした受け業者の苦悩
自動車業界の転換期:ガソリンエンジンへの投資減少と下請け業者の挑戦
自動車業界は大きな変革の時を迎えています。特に、ガソリンエンジンへの投資が減少し、これに依存していた中小の下請け業者が直面する課題は深刻です。2022年3月期の見通しでは、大手自動車メーカーの設備投資は前期比で7.9%増の2兆4550億円に達し、電動車の生産拡大に向けた投資が進んでいます。
トヨタ自動車は、2030年に電動車の世界販売を800万台とする目標を設定し、その達成のために現在2本のEV生産ラインを30倍の60本に増やす必要があるとして、積極的な投資を進めています。日産自動車も、新型EVの投入に伴い、設備投資や研究開発費を積極的に拡大しています。さらに、スバルやホンダも電動車への転換を加速させており、ホンダは2040年までに新車をすべてEVとFCVに切り替える計画を発表しています。
これらの動きは、従来のガソリンエンジンに依存してきた下請け業者にとっては厳しい現実です。彼らは、新しい市場環境への適応と事業の転換を余儀なくされています。
電気自動車は部品点数も少なく新たな雇用を生まないという指摘もあり
今まで日本の産業をささえたきた業界が実は危機的な状況に陥っている現実
これがEVシフト
恐ろしいですね
人生でもそう多くないであろう、ものすごいパラダイムシフトを体験しているとも言えます
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