MENU

愛されるZ──SUV全盛のこの時代に、Zという選択肢があること自体が、奇跡に近いのだ

【終了間際の爆上げに注目

見積もりより100万高く売れたSellca実況動画

https://youtube.com/watch?v=AUcQ4XWa-OQ
長さは8分程度なのでサクッと見れちゃいます

Sellca(セルカ)なら中間マージンをカットできる!!

Sellca(セルカ)公式はこちら

目次

愛されるZ──SUV全盛のこの時代に、Zという選択肢があること自体が、奇跡に近いのだ

2024 nissan z and 1973 datsun 240z

「おお、ついに実物を見た!」
SNSで日産Zの写真とともに投稿されるこのようなコメントを見るたび、少し切ない気持ちになる。かつて日本が世界に誇ったリアルドライブスポーツ、Z。初代ダットサン240Zから続くその系譜は、2024年の今も受け継がれている。だが、その存在感はかつてのような輝きを放ってはいない。

2024年のZは「時代遅れ」と評されることが多い。「350Zや370Zと変わらない」とか、「新しさがない」などと、厳しい声も聞こえる。だが本当にそうなのだろうか?

ここでは、Car and Driver誌のジャーナリスト、エズラ・ダイヤー氏が体験した1973年式ダットサン240Zとのドライブと、それを通じて再評価された現代のZの魅力について紹介しながら、我々日本のクルマ好きを代表して、改めてZという存在の価値と意味を掘り下げてみたい。


かつてのZと、今のZ──50年の時を超える連続性

nissan heritage

ダイヤー氏が訪れたのは、米国テネシー州のフランクリンにある日産本社。そこには日産のヘリテージ・コレクションとして往年の名車が並び、240Zもその一台として展示されていた。彼は240Zを選び、雨に濡れた田舎道へと走り出す。

「これが1973年のクルマか」と思わせるような素朴で、しかし本質的な魅力にあふれた240Z。150馬力の直列6気筒エンジン、5速マニュアル、後輪駆動。そして車重はわずか約1065kg。ターボも電制デバイスも存在しない時代、ドライバーの腕がそのままスピードと走行性能を決めていた。

しかしその小さなボディと車重ゆえの軽快なフィーリングは、現代のスポーツカーとは一線を画す。「スピード感があるが、それは錯覚かもしれない。前を行くF-350(大型ピックアップ)に追いつかない」とダイヤー氏は語るが、それこそが1970年代のスポーツカーらしさでもある。

だが、ここで注目すべきは、240Zの背後にある「Zの本質」だ。それは「FR」「マニュアル」「ドライバーとの一体感」であり、現代のZにも確かに受け継がれている。

nissan heritage


2024年型Z──“懐かしさ”は否、“進化した継承”

nissan heritage

240Zから2024年型Zへと乗り換えたダイヤー氏は、その違いと共通点を体感する。

まず感じるのはパワーの違いだ。現代のZは3.0L V6ツインターボを搭載し、400馬力を発揮。0-60mph(約96km/h)加速はわずか4.1秒と、トヨタ・スープラのマニュアルモデル(4.3秒)に匹敵する速さを誇る。

ただし、それは“直線番長”的な性格ではない。むしろZの真骨頂は「楽しい操縦性」にある。

ダイヤー氏が言うように、「アクセルを全開にすると、リアタイヤはホイールスピンし、トラクションコントロールは一拍遅れて介入してくる」。これは、いわば「運転の余白」が残されている証であり、ドライバーに主導権を与えるZの美点だ。

また、スープラが洗練されたGT感覚を持つのに対し、Zはどこか野性味を感じさせる。アナログ感、荒々しさ、そして“マニュアル”という選択肢。それは、かつての240Zにも通じるDNAだ。


「Zは高い」という誤解──40,000ドル未満の現実

日本ではあまり知られていないが、2024年型Zの実勢価格は米国では4万ドル以下の個体も存在する。中にはマニュアルトランスミッション搭載車も含まれている。

一方、スープラは6万ドル台が相場。つまり価格帯としてはマツダ・ロードスター(MX-5)やGR86と比較されるべき存在なのだ。

この価格帯で、400馬力、FR、マニュアル、そして伝統のZブランドが手に入る。これを見逃す手はない。

2024 nissan z and 1973 datsun 240z


「時代遅れ」という批判にどう向き合うか

Zに対する最大の批判は、「新しさがない」「過去の焼き直し」だ。だがそれは、同時に「余計なことをしていない」とも言える。

ダイヤー氏が指摘するように、現代の多くの車は「タッチスクリーン操作」「ピアノブラック内装」「自動化された無個性な乗り味」といった“今風”で溢れている。

それに対しZは、古き良きドライバーズカーの感触を取り戻してくれる。「窓を開けても風が巻き込まない」「ターボのアナログタコメーターがある」──こうした一つ一つが、愛されるZの個性だ。


“Zが少ない理由”──SUVの時代に抗う孤高の存在

2003年、日産は米国で36,728台の350Zを販売した。だが今、Zの販売台数は四半期ごとに数百台レベル。なぜ、Zはこれほどまでに“見かけないクルマ”となってしまったのか。

最大の理由は、やはりSUV時代の到来だ。日産自身、Zよりもローグ(日本名:エクストレイル)やパスファインダーといったSUVの販売に注力している。利益率、需要、家族需要──全てがSUVを支持している。

その中で「2ドアクーペ」「マニュアル」「FR」というZの存在は、まさに時代に逆行するものだ。だが、だからこそ価値がある。


歴史あるスポーツカー──Zが繋ぐ“50年の物語”

半世紀にわたって続くスポーツカーは、世界を見渡してもごくわずかだ。アメリカのコルベット、フォード・マスタング、ドイツのポルシェ911──そして日本からは、この日産Z。

その歴史の長さこそが、Zの魅力を物語っている。1970年代のオイルショック、1990年代のスポーツカーブーム、2000年代のハイブリッド化の波、2020年代のEV化。そしてそのすべてを生き延びてきたZは、今もなお“ピュアなドライバーズカー”として我々の前にいる。


最後に──Zを再評価しよう

Zは、確かに“時代の主役”ではない。だが、Zはいつだって“本物のスポーツカー”であり続けている。

そして、Zが生き延びるには、私たちがその価値を再認識する必要がある。もし今、あなたが40,000ドル(日本円で約600万円)前後のスポーツカーを検討しているなら──Zを一度見てほしい。

それは、単なる速さや新しさでは測れない「クルマの楽しさ」を教えてくれるはずだ。


まとめ:Zが“愛されるべき存在”である5つの理由

  1. 半世紀に渡る血統──ダットサン240Zから連綿と続くスポーツカーの歴史。

  2. 走る楽しさの本質──400馬力のFR+MTというピュアなパッケージ。

  3. 価格の現実性──スープラより安く、ロードスターよりパワフル。

  4. アナログな魅力──今だからこそ輝く「古き良きクルマ」の味わい。

  5. 希少性という価値──見かけないからこそ、出会えたときの感動がある。


Zは過去の遺物ではない。未来に残すべき、珠玉の一台である。
SUV全盛のこの時代に、Zという選択肢があること自体が、奇跡に近いのだ。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる