2026 Mazda CX-5: すべてが変わるマツダのベストセラーモデル
※motor1より
はじめに
マツダのベストセラーSUVであるCX-5が、2026年モデルとして大幅なアップデートを迎えます。2016年に登場した現行モデルは、2021年にフェイスリフトが行われましたが、競争の激しいコンパクトSUV市場ではリフレッシュが不可欠です。新型CX-5はどのような進化を遂げるのか、最新の情報をもとに詳しく解説します。
1. CX-5の存続と名称について
新型CX-5は、CX-50と並行して販売されることが決定しています。CX-50が登場した際、多くの人が「CX-5の後継モデルか？」と推測しましたが、マツダは2023年5月に次世代CX-5の開発を正式に発表しました。つまり、当面の間、CX-5とCX-50は共存する形になります。
CX-5は、都会向けの洗練されたSUVとしての位置づけが継続され、CX-50はよりアグレッシブなデザインと悪路走破性を意識したモデルとなります。似たようなサイズ感のSUVが共存することで、ユーザーの選択肢が広がることになります。
2. エクステリアデザインの進化
新型CX-5のプロトタイプはすでにカモフラージュされた状態で目撃されていますが、レンダリング画像を基に予測すると、以下のようなデザインになると考えられます。
- 全体的なデザイン：
- 現行CX-5の滑らかなラインを踏襲しつつ、より洗練されたシルエットに。
- CX-50とは異なる、都会的な印象を重視。
- フロントフェイス：
- グリルはやや幅広くなり、上下の比率が均等に。
- ヘッドライトは細長くシャープなデザイン。
- リアデザイン：
- CX-70に似た丸みを帯びたテールデザイン。
- スリムなテールライトがリアゲートへと延びる形状。
- サイドビュー：
- 現行モデルよりもやや全長が伸び、後部のスペースが広がる。
- 19インチが標準、上級グレードには20インチホイールが設定される可能性。
3. パワートレインとハイブリッドの導入
マツダは、次世代CX-5にハイブリッドパワートレインを搭載すると公式に発表しています。
- エンジンラインナップ
- 現行の2.5L直列4気筒エンジン（187馬力）
- 2.5Lターボエンジン（256馬力）
- ハイブリッドモデル
- 独自開発のハイブリッドシステムを搭載。
- CX-50のトヨタ由来のハイブリッドシステムとは異なる可能性。
- CX-70やCX-90のPHEV技術を取り入れる可能性もあり。
- 駆動方式とトランスミッション
- AWD（全輪駆動）オプションは継続。
- 現在の6速ATに代わる新しいトランスミッションが導入される可能性。
ハイブリッドモデルの詳細は不明ですが、燃費とパワーのバランスが取れた新技術が期待されています。
4. インテリアの進化
新型CX-5のインテリアデザインは、CX-70の最新技術とデザイン要素を取り入れると予想されています。
- インフォテインメント
- より大型のタッチスクリーン（ダッシュボード上部に配置）。
- デジタルドライバーディスプレイの搭載。
- 快適性と素材
- エントリーグレードでもソフトタッチの素材を使用。
- 上級グレードにはナッパレザー、ベンチレーションシート、高級オーディオシステムを採用。
- 物理ボタンの維持
- マツダはCX-50やCX-70で物理ボタンを継続。
- CX-5でも、エアコンやオーディオの操作に物理ボタンを残す可能性が高い。
5. 価格と発売時期
価格に関しては、インフレの影響を受けるものの、以下のような予想がされています。
- 現行モデル
- エントリーモデル：約30,000ドル（約450万円）
- 上級グレード：約40,000ドル（約600万円）
- 新型CX-5（予想）
- ベースモデル：30,000ドル前後を維持。
- 上級モデル：2,000ドル程度の値上げが見込まれる。
- ハイブリッドモデル：高価格帯（約38,000ドル）
発売時期については、2025年夏に正式発表され、2026年初頭に市場投入される見込みです。ただし、ハイブリッドモデルの登場は2027年モデルとして2026年に遅れる可能性があります。
まとめ
新型2026年モデルのCX-5は、デザイン・パワートレイン・インテリアのすべてにおいて進化を遂げます。ハイブリッド化により環境性能が向上し、より広く快適なキャビンと最新技術を取り入れたインフォテインメントが特徴となります。
CX-50との併売が続くことで、ユーザーは都会的なCX-5か、アクティブなCX-50かを選択できる環境が整います。価格帯も比較的手頃に維持される見込みで、マツダの戦略が功を奏すか注目されます。
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