史上最もワイルドなウィングを持つ!ハイブリッドマクラーレンW1ハイパーカーが登場
マクラーレンの新たなハイパーカーがデビューしました。その名も「W1」。伝説的な「P1」の後継モデルであり、プラグインハイブリッドシステムを搭載したこのマシンは、直線でもトラックでも最速を誇ります。驚異的なパフォーマンスに加えて、W1は目を見張る空力性能と最新技術を備えた一台です。
圧倒的なパフォーマンス
W1の心臓部には、全く新しいツインターボ4.0リッターV8エンジン「MHP-8」が搭載されており、単体で915馬力を発揮します。これに加え、インディカー技術にインスパイアされたラジアルフラックスモーターが342馬力を追加し、合計で1,258馬力を誇ります。0-100km/h加速はわずか2.7秒、最高速度は350km/hに達し、電動モーターのみでは約2.6kmの走行が可能です。
軽量化と空力技術の革新
W1は「Aerocell」と呼ばれる新しいカーボンファイバーモノコックシャーシを採用しており、軽量化と強度の向上を実現しています。さらに、マクラーレンは空力においても飛躍的な進化を遂げています。「Active Long Tail」ウィングは4つの電動モーターと6つのアクチュエーターによって制御され、最大30cmまで延長可能。このウィングは空気抵抗を減少させ、ブレーキング時にはエアブレーキとして機能するなど、多様な役割を果たします。
レースカーの技術を公道へ
W1のサスペンションは、F1カーに見られる「プッシュロッド式」の前輪ダンパーを採用しており、リアは従来のスプリング方式を維持しつつも、空力に配慮された設計となっています。この他にも、15.4インチのカーボンセラミックブレーキディスクや特別開発されたPirelliのタイヤを装備し、トラックでのパフォーマンスは折り紙付きです。
日常使いも考慮されたインテリア
インテリアには、革新的な新素材「InnoKit」が使用され、軽量でありながら、アンビエントライトを拡散する機能を持つなど、デザイン性と機能性を兼ね備えています。さらに、シートの位置は固定されているものの、ステアリングホイールやペダルボックスが調整可能で、理想的なドライビングポジションを確保。日常使いにも配慮されており、収納スペースやApple CarPlay対応の8インチタッチスクリーンなども完備されています。
限定生産のプレミアムモデル
W1はわずか399台のみ生産され、そのすべてがすでに予約済みとなっています。価格は210万ドル(約3億1,500万円)からですが、マクラーレンのカスタマイズプログラム「MSO」によるオプションで、実際の価格はさらに高騰することが予想されます。
マクラーレンW1は、これまでのハイパーカーの常識を覆すほどの革新技術とパフォーマンスを兼ね備えた1台です。限定生産という希少性も相まって、その価値は計り知れません。
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