ホンダ、エレメントSUV復活の可能性を示唆する特許出願
ホンダは、2011年に生産終了したボクシーなエレメントSUVの復活を検討しているようです。最近公開された2つの特許出願が、その兆候を示しています。
特許の詳細
ホンダが米国特許商標庁(USPTO)に提出した2つの特許は、それぞれボクシーでオフロード向けの車両を示しています。これらの特許は2022年12月に提出され、今年の6月27日に公開されました。
キャンパーアタッチメント
一つ目の特許は、車両の後部と上部に取り付けられるキャンパーアタッチメントを示しています。このアタッチメントは、拡張可能な部分を持ち、車両のサイズをほぼ2倍にすることができます。
特に注目すべきは、このキャンパーが取り付けられている車両です。この車両は、高い地上高を持つボクシーなSUVで、形状がエレメントに似ています。特にドアの配置がエレメントを彷彿とさせます。後部ドアは前部ドアとは逆方向に開くようになっており、ドアハンドルが一体化して卵形のハウジングを形成しています。これは、エレメントの特徴的なコーチドアに直接的に関連しています。
調整可能なカーゴパーティション
もう一つの特許は、コンパクトなピックアップトラックに適用される調整可能なカーゴパーティションを示しています。このトラックは、フォード・マーベリックやヒュンダイ・サンタクルーズと競合することを想定しています。パーティションは荷台の長さを変えるために2つの位置に設定でき、最大位置に設定するとルーフが延長され、内部空間が拡大される可能性があります。このトラックは、エレメントほど明確に関連していませんが、ブロック状の頑丈な外観を持ち、Aピラーがキャビンの後部に独立して配置されたピラーに延びています。
エレメント復活の可能性
残念ながら、これらの特許で示されているデザインが実際に生産される可能性は低いです。自動車メーカーは、興味を引く特許を出願することがよくありますが、それが実際に市販されることは稀です。しかし、ホンダがエレメントや同様のライフスタイル車の可能性を検討していることを示唆している点では、一縷の望みを持っています。
エレメントの復活は、電動パワートレインの台頭とともに、アウトドアやキャンピングを楽しむユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ホンダがこれらの特許を基に新しいエレメントを市場に投入する日が来ることを期待しています。
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